2019.12.16更新


糖尿病になると動脈硬化(体に栄養や酸素を運ぶ大きな血管が狭窄する病気)が進行し、心筋梗塞(心臓の筋肉に栄養を供給する血管が詰まってしまい、心臓を動かす筋肉の細胞が壊死してしまう病気)や脳卒中(同様に脳内の神経細胞に栄養を供給する血管が詰まってしまい、脳神経に障害が起こる病気)を併発しやすくなります。これらは、固有の合併症ではありませんが、糖尿病があるとより進行しやすくなることがわかっています。

また、糖尿病になると傷の治りが悪くなったり、足が壊疽をおこしたり、また骨粗鬆症も進行すると言われています。近年では、がんや認知症とも関連するのではないかと言われるようになりました。

さらに、歯周病の進行も促進することが明らかになっています。

特に、歯周病との関連は近年よく研究されてきており、歯周病は『糖尿病の合併症』であると認識されるようになりました。

つまり糖尿病があると歯周病の進行が著しく促進されます。

特にヘモグロビンA1cと呼ばれる糖尿病の検査値が7%を超えると歯周病の悪化も早まります。

また、糖尿病になると傷の治りも悪くなるので、抜歯や手術等の大掛かりな歯科治療をしなければならなくなる前に、歯周病も予防しておくことが重要です。

ただ、歯周病も一般に急性の痛みを伴わないため、歯周病の程度がつかめません。定期的な歯科受診によって、歯周病の重症度をチェックすることが推奨されます。

近年では、医科領域でも糖尿病の管理の一環としての歯周病管理の重要性が浸透してきました。

投稿者: 末広歯科医院

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